画像出典:がん患者の日常
自己紹介
はじめまして。
投稿者は40代の男性です。2022年7月末に大腸がんの手術を受けてから、現在まで約3年弱、治療を続けながら日々を過ごしています。この記事は、自分自身の記録であり、同じような境遇の方への情報共有として残しているものです。
治療の経緯(2022年〜現在)
2022年、県立がんセンターにて「ダヴィンチ」と呼ばれる内視鏡下手術支援ロボットを用いた手術を受け、大腸がん(ステージ3c)と診断されました。術後すぐに抗がん剤治療を開始しましたが、約9か月後に右肺への転移が確認され、2023年6月には右肺下葉の切除手術を受けました。
その後、一時的に抗がん剤治療を中断していた期間もありましたが、再び右肺に3つの腫瘍が見つかり、現在(2025年4月時点)は抗がん剤治療を再開しています。
投稿の目的とスタンス
もともと病院が得意ではない僕が、どうやってこの数年間を乗り越えてきたのか。この記事は、いわば備忘録であり、また同じようにがん治療を受けている方やそのご家族への体験共有のためのものです。
内容はすべて、僕自身の体験に基づいたものです。個人的な感想や結果であり、効果や良し悪しを一般化する意図は一切ありません。また、主治医や家族以外の方からの治療法に関する助言や提案はご遠慮いただいています。
登場するクリニックや病院については伏せていませんが、個人が特定されないよう配慮しています。もしもこの記事が誰かの参考になれば嬉しく思います。
経歴について
20代の頃はアパレル業界で働いており、原宿のドメスティックブランドを皮切りに、セレクトショップや本社でのバイヤー職などを経験しました。ヨーロッパ(特にイタリア)での仕入れや展示会なども担当し、年の半分ほどを海外で過ごしていた時期もあります。
30歳を前に独立し、現在はデザインやWEB関連の仕事を中心に活動しています。がんが見つかってからはペースを落としながらも、仕事は継続しており、現在で21年目になります。
また、近年ではスペシャルティコーヒーの焙煎にも取り組んでおり、新たなライフワークとして日々学びを深めています。
現在の治療内容(2025年4月時点)
- 右肺に3つの小さな腫瘍が確認されており、2週間に一度「アービタックス」を中心とした抗がん剤治療を継続中。
- 約2ヶ月ごとにCT検査を実施。
- 副作用軽減や体調管理の一環として、2週間に一度「ルート治療(鍼治療)」を受けています。
このブログが、どこかで誰かの小さなヒントになれば幸いです。治療や向き合い方に「正解」はないと思っていますが、だからこそ「誰かの体験」が力になると信じて、僕の言葉で記録を残していきたいと思っています。