画像出典:がん患者の日常
ルート治療とは、身体の「根本(ルート)」にある不調の原因にアプローチして、自然治癒力や免疫機能を引き出していく補完的なケア方法です。
表面的な症状に対処するのではなく、体の内側に目を向けて整えることで、回復力や体質そのものを高めていくことを目的としています。
鍼(はり)によるアプローチとは?
ルート治療の中でも、針(鍼)による刺激は中心的な役割を担っています。
針治療は、経絡(けいらく)や経穴(けいけつ)と呼ばれる身体の特定のポイントに針を打ち、体内の巡りを促したり、深部の緊張をゆるめたりする療法です。
ルート治療では、この針を使って、筋肉のコリや体に溜まった疲労、神経の過敏などに働きかけ、本来の回復力を取り戻すサポートを行います。
どんな人に向いているの?
ルート治療の針治療は、次のような悩みを抱える方におすすめとされています:
- 慢性的な体のだるさや疲労感が続いている
- ストレスや不安感で自律神経が乱れている気がする
- 寝ても疲れが取れにくい
- 免疫力が落ちている、風邪をひきやすくなった
- がん治療や病気の回復期に、体力や抵抗力を高めたい
※疾患のある方や治療中の方は、必ず主治医と相談しながら取り入れるようにしてください。
鍼治療は医療ではなく補完的ケア
ルート治療は医療行為ではなく、あくまで体を整えるための補完的なアプローチです。薬に頼りすぎず、自分の体に備わる力を引き出していくという点に、魅力を感じる人も増えています。
自分の体と向き合うための新しい選択肢
ルート治療で行われる針治療は、ただ症状を和らげるだけでなく、「どうして体がつらいのか?」という根本原因に目を向けるための手段です。
すぐに結果が出るものではありませんが、少しずつ体が変わっていく感覚を持つ人も多いと言われています。
興味のある方は、信頼できる施術者に相談し、自分の体に合うかどうかを見極めながら試してみるとよいでしょう。