
今回は、僕が実際に受けた胸腔鏡手術による転移性肺がんの手術と入院費用についてまとめます。これから同じような治療を受ける方や、そのご家族の参考になれば幸いです。
手術内容について
僕が受けたのは肺下葉の一部を切除する手術です。体を横向きにした状態で、脇の下あたりに1〜2cmの切開を4か所ほど入れて行われました。切除したのは肺全体の約5%程度の範囲だったため、比較的コンパクトな手術内容となっています。※手術に関する詳しい内容はこちら→https://gan-nichijo.com/?p=233
- 手術時間:約3〜4時間
- 入院日数:7日間
入院スケジュール
今回は手術が月曜日だったため、前週の金曜日に入院しました。もし手術が火曜日であれば、入院は月曜日でも問題なかったようなので、本来であれば5日間程度の入院で済んだかもしれません。
以下は僕の実際の入院スケジュールです:
曜日 | 内容 |
---|---|
金曜日 | 入院(検査など) |
土・日 | 特に処置なし(待機) |
月曜日 | 手術当日 |
火曜日 | 病棟へ移動、経過観察 |
木曜日 | 午前中に退院 |
術後3日目には退院できたので、お腹の手術に比べて体への負担は少ない印象でした。
入院・手術費用の内訳
以下は、今回の入院・手術にかかった費用の内訳です。
※金額はあくまで僕個人のケースであり、病院や治療内容によって異なります。
項目 | 費用(概算) |
---|---|
手術・入院費 | 約1,300,000円 |
食事代・パジャマ代など | 約10,000円 |
有料個室(差額ベッド代) | 約140,000円 |
高額療養費制度について
健康保険に加入していれば、医療費の自己負担は原則3割となります。今回の場合、約39万円ほどが自己負担額でしたが、「高額療養費制度」を利用することで、さらに費用負担を軽減することができます。
- 自己負担上限額:24,600円〜140,100円程度(所得区分により異なる)
今回も、差額ベッド代のほうが手術・入院費よりも高額になりました。
まとめ
転移性肺がんの手術や入院費用は、高額療養費制度を利用することでかなり軽減されることが分かりました。
ただし、手術内容や入院日数は患者ごとに大きく異なります。あくまで僕の体験として、参考程度にご覧ください。