画像出典:がん患者の日常
CVポートを使った治療では、点滴中に防水用の保護フィルムシールを貼ります。お風呂に浸かることはできませんが、シャワーは利用できるので、このフィルムは「防水」と「保護」の両方の役割を果たしてくれます。

ただ、洗髪のときなどはどうしても水がポート部分にかかってしまうことがあり、注意が必要です。

保護フィルムを剝がすときの悩み

保護フィルムには強めの粘着力があります。僕の場合、抗がん剤治療の副作用で発疹が出やすく、肌が弱っているため、剝がすときに痛みを感じてしまうことが多くありました。これは毎回少し憂うつになる作業でした。

看護師さんに教わった「ギャビロン」

そんなとき、病院の看護師さんから勧められたのが 3Mの「ギャビロン」 という皮膚保護剤です。

使い方は簡単で、フィルムを貼る前にスプレーなどで肌に吹きかけておくだけ。その上から保護フィルムを貼っても粘着力はしっかり保たれますが、剝がすときはスルっと外れるんです。

最初は半信半疑でしたが、本当に痛みがなくなり、毎回のストレスがかなり軽減されました。

もともとはストマ(人工肛門)の利用者がパウチを装着するときに肌を守る目的でよく使われているものだそうです。

購入時の注意点

キャビロン 非アルコール性皮膜 スプレー 3346E

キャビロン 非アルコール性皮膜 スプレー 3346E

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「ギャビロン」は病院内の売店で販売されていることもありますが、Amazonやヨドバシなどの通販でも購入できます。

ただし、種類がいくつかあるので注意が必要です。僕が実際に効果を感じたのは 非アルコール性皮膜タイプ で、品番は 3344・3345・3346 が該当します。

特に僕が使っているのは 3346のスプレータイプ。扱いやすくて便利でした。

まとめ

CVポートを使う生活では、フィルムの貼り剝がしが地味に負担になることがあります。そんな中で「ギャビロン」を使うことで、肌のトラブルを防ぎつつ快適に過ごせるようになりました。

もし同じようにフィルムの剝がしで困っている方がいれば、ぜひ知っておいて損はないアイテムだと思います。