画像出典:がん患者の日常
抗がん剤治療中はどうしても運動不足になりやすい
抗がん剤治療を続けていると、どうしても日常的な運動不足になりがちで、気付けば体力がどんどん落ちていきます。
僕が感じている原因としては、「日焼けができないこと」「爪の炎症で足先が痛い」「感染症予防のためジムなど人が多い場所を避けたい」「発疹や肌荒れで外に出るのが気になる」など、いくつか思い当たるポイントがあります。
僕自身も不定期ではありますが、市の運営するジムでウォーキングをしたり、軽めの筋トレマシンを使ったりしていました。また、一時期は近所を5,000歩ほど歩くことも試していました。
しかし、上記の理由に加え、その日の天気や気分に左右されてしまい、続く日もあればまったく行けない日もあり……。気付けばサボりがちになって体力が落ちていく実感がありました。ちょうど季節的にも暑さが厳しく、食欲も低下して、米が苦手になり素麺ばかり食べていた時期でもあります。
無理なく続けるために「散歩」を選んだ理由
「このままではまずい」と感じ、妻と話し合った結果、“シンプルに毎日続けられること” として、朝と夕方に分けて1日2回の散歩をすることにしました。
なぜ2回なのかというと、一度に長時間歩くより負担が少なく、習慣化しやすいと考えたからです。
さらに工夫したのは、“いつも同じコースを歩く” ということ。
以前は「今日はどこを歩こう?」と考えるところから始まり、それ自体が億劫になってしまう原因だったのだと気付きました。幸い自宅は海が近いので、「まずは海辺の休憩スポットまで歩こう」というシンプルなルールから始めました。
これがとても良かったポイントは、
- コースを考えなくて済む
- 毎回同じルートなので距離感がつかみやすい
- 時間の管理がしやすい
- 海が見えるので飽きずに続けられる
- 何より気持ちが良い
という、続けやすさにつながるメリットが多かったことです。
散歩を続けて感じた体調や気持ちの変化
今では雨の日も傘を差して散歩に行くようになり、すっかり習慣化できました。治療日と、治療後1日半の自宅点滴期間を除けば、ほぼ毎日歩いています。
そのおかげで、「疲れた」という感覚が以前より少なくなり、外出しても疲れにくくなりました。食欲も戻ってきて、気持ちも前向きになってきています。
とてもシンプルな取り組みですが、散歩を習慣にするだけでも身体や心が大きく変わる と感じています。
もし日々の体力低下に悩んでいたり、運動や散歩の習慣がつかず困っている方がいれば、今回の僕の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。