画像出典:がん患者の日常
術前2日前から入院し、術後18日目に退院。僕は約20日間の入院となりました。当初の予定15日前後よりも数日延びたのですが、経過観察で排便を確認してから退院となっていたので、少し伸びたのです。
手術翌日から
手術翌日にHCUから病棟に戻り、リハビリが始まりました。まず自分の体の状態はというと全身管だらけ。口も腕もお腹も下腹部も管と点滴が繋がっていて、どうにも動けない状態です。
特に腹筋を少し切っているのでお腹に力を入れることが出来ないので、起き上がることが非常に困難なのです。体を横に傾けながらベッドの手すりを使ったり、リクライニング機能を活用して動かすしかありません。点滴や尿管などなど繋がりながらも、少しづつ体を動かしたり1日に数度は病棟内を歩くリハビリを行いました。
食事について
腸管の手術であったので術前から固形物は食べておらず、術後も切った腸を繋ぐ縫合もしているのでしばらくは点滴での栄養補給となります。胃に何も入っていない状態は痛みが強く、とにかく空腹が堪えました。
僕の場合は術後6~7日目くらいからようやく三分がゆのような柔らかいものとスープなどほんの少しづつから食べることが出来ましたが、食事の摂取量も出された半分程度の制限があったため本当にきつかったです。以降は徐々に3分がゆから5部、7部となったりだんだんと固形物が増えていき、摂取出来る食事量も増えていきました。
1日のスケジュール
- 6時起床
- 朝7時前に担当看護師さんの回診
- 7時朝ごはん
- 7時45分担当医の回診
- 8時40分チームでの回診
- 10時30分担当看護師さんの回診
- 12時お昼ご飯
- 14時50分担当看護師さんの回診
- 17時担当医の回診
- 18時夜ご飯
- 20時半担当看護師さんの回診
- 21時消灯
おおむねこんなスケジュールで、合間にリハビリや採血があったり、時には検査フロアに降りてCT撮ったりと過ごします。
ようやく退院
体中にあった管や点滴が全て外れたのは術後12日目。管が取れると体を動かすことも自由になり、そのため体力もかなり回復する印象です。シャワーも入れるしPCも自由に触れて疲れない。あとは食事の量がもう少し増やせてもらえたら…というところまで来ました。
大腸の手術の場合は腸閉塞のリスクがあるので、最終的には排便が確認できるまで退院が出来ません。長らく点滴での栄養補給から始まって、かなり少ない量の食事を何日も続けてきたので全くと言っていいほど便意もない状態。結局最後はマグネシウムなど処方してもらい無事に退院することが出来ました。